立秋は二十四節気の一つで、暦の上で秋の始まりを意味します。暑さの中にも少しずつ涼しさを感じるようになる時期です。今年の立秋は8月7日です。この時期は夏の疲れが出やすく、季節の変わり目による体調の変化に注意が必要です。
東洋医学では、秋は乾燥の季節とされています。乾燥により、体内の陰（潤い）が不足しやすくなります。秋は日が短くなるため、自然のリズムに合わせた早寝早起きが重要です。また、リラックスする時間を持ち、質の良い睡眠を確保することが大切です。呼吸を意識した軽い運動を取り入れることで、体調を整え、健康を保つことができます。ウォーキングやヨガ、太極拳など、無理なく続けられる運動を毎日30分程度行いましょう。乾燥をふせぐには、適切な保湿が必要です。クリームやローションを使い皮膚の保湿をしましょう。
秋は肺を潤す食品を積極的に摂りましょう。梨、百合根、白きくらげ、豆腐などは、体に潤いを与える効果があります。そして、適度な水分補給を心がけ、体内の乾燥を防ぎます。冷たい飲み物は避け、温かいお茶（蓮根茶、生姜茶など）を飲むと良いでしょう。また、ストレスを溜めないように、趣味やリラックスする時間を持つことが大切です。手芸、読書、散歩など、自分が楽しめる活動を見つけましょう。
立秋は秋の始まりを告げる重要な節気です。この時期に体調を整えることで、秋全体を元気に過ごすための準備が整います。